2016年8月6日土曜日

汗ばむぐらいがちょうどいい

   8月に入りました。東京の気温もますます上昇していることでしょう。

世間では「宿題はもう少ししてからやればへっちゃら」と余裕をぶっこいた子供たちが、野に山に海辺に車道に出没しているのが昔からの常です。水の事故や交通事故にはくれぐれも気をつけ、楽しい夏休みを送ってください。夏はこれからです。

 僕は今フィリピンに来ています。英語でもやったろうかと思って来てみましたが、今のところ目にみえる成果は上がっておりません。
 一応ちょっとした語学学校に通ってはいます。生徒は中高生ばかりであり、僕はむしろ先生方と同年代のようで、毎日一緒に昼食をとる仲になりました。飯はなかなかいけます。
 昨日は夕食まで時間があったので、ジープニーという乗り合いタクシーに乗って鉄道の駅まで行きひたすら電車を眺めていました。「暗くなってからは出歩くな」と言われていたことを思いだし、スコールも降ってきたのでさっさと帰ろうと思い再びジープニーに飛び乗りました。気分はちょっとしたバックパッカーです。


 ...40分後、おりた先には全く見知らぬ風景が広がっていました。日もとっぷりと暮れており、辺りはもう既に真っ暗でした。親切なおばさんのおかげでなんとか帰れましたが、僕みたいなインドア人間はおとなしく家で本でも読んでいたほうが良かったようです。空では雷もごろごろ鳴っていてそれはもうガクガクブルブルでした。

 ちなみにフィリピンではこの時期雨季に当たるようで、ほぼ毎日雨が降ります。一般的には雨季に入る前の4月、5月が夏休みになると聞きました。 夏はもうとっくの昔に過ぎ去ったということですね。


我々ビーチボーイズの夏も終わりをむかえました。


夏はこれからだというはずなのに、8月になると私たちの胸はなにか祭りのあとのもの悲しさのような気分で満たされます。

 全てはビーチラグビーのせいと言ってよいでしょう。ビーチラグビーシーズンの終わりは、すなわち夏の終わりを意味します。
 去る7月30、31日の関東•全国大会を最後に、BeachRugbyJAPANTOUR2016はひとまずの終了を迎えました。 今年度現役は、いろいろと考えた末にカテゴリーをB1からB2に変更し、「関東大会B2優勝」を目標に据え、4月から練習を重ねてきました。

 練習にそれほど沢山の時間をかけたというよりは、ビーチラグビーの楽しさ、勝つために必要なことの2つを、限られた時間の中でできるかぎり伝えようと努めてきたつもりです。東海大会、関西大会を経て、最終的に関東でB2の優勝トロフィーを手にした時には、これまでやってきたことが結果に結び付いたことを心から嬉しく感じました。
 全てはマネージャーやOBの方々を初めとした周りのサポートがあったおかげです。いくら感謝しても感謝しきれないくらいです。

 さて、少し寂しくはありますが、これにて2016シーズンは終了、このチームも解散です。皆さんお疲れさまでした。練習よく頑張ってくれたと思います。時には厳しいことを言ってしまうこともありましたが、練習に参加し続けてくれたことに心から感謝しています。

 毎年のことなのですが、僕はシーズンの終わりを迎える度に、優勝を目指して練習してきたこれまでが思い出されてひどく感傷的になってしまいます。皆さんと練習した日々が思い出されて仕方ありません。


内海さんは最後のエキを決めた喜びを忘れず、


岡本さんはその高い技術と熱い心を忘れず、 


木梨さんはサインを忘れず、 


相浦はミスを糧にして大きく成長できたこと忘れず、 


今泉はどんな相手も全員倒してやるという強い気持ちを忘れず、


堀内はWiiを忘れず、 


これからも頑張ってください。それぞれが今後も大きく成長してくれることを期待しています。
 サークルの存続すら危ぶまれていた中で、こうして大会に出場してさらには優勝までできたことは、僕にとって忘れられない思い出になるはずです。特に今年入った一年生が楽しそうにプレーしている姿は、見ているだけで僕の胸に染み入るものがありました。入ってくれてありがとう。優勝できたのは君たちのおかげです。


 ちょっと長くなってしまいました。そろそろ終わりにします。最後になりますが、皆さん今まで本当にありがとうございます。そして優勝おめでとう。


 最高の夏でした。


 ビーボ 鈴木